藤澤武夫のことば

処女地を切り拓かん!

(1955.S30.3 社報 藤澤武夫)


待望久しい-本格的なドリーム号の一大活躍、新作である。販売店の人達の感想は、要するにでるものがでた!


とだけだと。オートバイ界のホンダがホンダの名前にふさわしい製品だということだ。社長、設計試作陣はよくやってくれた。


またこの製品をだすために、これを世に生みだす間、現在のドリーム、ベンリイ、ジュノオを予定どおり生産した製造部、総務部、経理部、管理部、営業部の不断の努力があったことも、同じ功績であることは論をまたない。


この製品を基礎として、ホンダの次の飛躍があることを確信する。


会社も繁栄するであろうし、諸君も必ずこの恩沢を受けることであろう。