みんなのホンダ資料館

 

1978年発売 「アクト・ステンレスポット」

 

今までガラスだった魔法瓶がステンレス製になった世界初の商品です。

製造は日本酸素株式会社です。現在のサーモスです。

 

このステンレス魔法びんはガラス製と比べ、軽くて、割れないという画期的な製品として、大きな進化を果たしました。

 

日本の技術が世界初を実現

ガラス製魔法びんは、ボトル本体を真ちゅうなどの金属やプラスチックのケースに入れて持ち運びを容易にしていましたが、本体の素材がガラスである以上、強い衝撃が加われば割れてしまうことは防げませんでした。

その真空ボトルをステンレスで実現したのが、工業ガスメーカーの日本酸素でした。非常に難しいとされていた高真空の金属製魔法びんを、長年培ってきた高度な真空断熱技術や金属加工技術・溶接技術を結集して、1978年に高真空ステンレス製魔法びん、いわゆるステンレスボトルを世に出しました。それが「アクト・ステンレスポット」です。

出典:サーモス

キャッチフレーズは「割れない魔法びん」

発売当時の広告を見ると、おもしろいことに気づきます。それは「ステンレス製魔法びん」とうたっているのではなく、「割れない魔法びん」をキャッチフレーズにしているのです。

当時でも魔法びんのポットや水筒は多くの家庭にもありましたが、倒したり、落としたりすると割れてしまうことが大きな欠点でした。その欠点が解消されたことがもっとも大きなセールスポイントだったのです。

しかし発売当初は、ガラス製魔法びんに比べて非常に高価であり、販売チャネルも無かったため、自動車・バイクメーカーの本田技研工業の販売網を使って発売することになりました。振動などにも強く、割れにくいステンレスボトルは、バイクでのツーリングやアウトドア用途から徐々に浸透し、従来の魔法びんの使用範囲を超え、大きく拡がっていくことになるのです。

出典:サーモス

アクト・ステンレスポット

 

発売元:アクト・エル

AF1800/AF1100/AS550/AS750の4種類

Hondaの販売店で取り扱っていました

 

発売翌年の1979年にはGOOD DESIGN AWARDを受賞しました

 

箱にもグッドデザイン賞受賞のマークが追加されています

 

 

 

アクトステンレスポット

左からAS750/AF1100/AF1800

 

 

 

キャンプなど、現役で活躍しています