第8回全日本自動車ショー

第8回全日本自動車ショーは1961年(昭和36年)10月25日(水)から11月7日(火)までの2週間 東京 晴海埠頭で開催されました。

オートバイ部門は本年より独立した展示となり約千坪の三号館のフロアーに14社計143台が展示されたそうです。

また免許制度の改正により原付二種が目立った傾向だったそうです。

 

モーターショーを特集した冊子からホンダ車を抜粋して紹介します。 

 

 

オートバイ誌 1961年12月号より抜粋

出展車輌の紹介!

 

 

 

1961年ホンダは四輪を造っていない二輪メーカーでしたね!

 

 

 

飾りまショーから皆んなで楽しみまショーになってきたとオートバイ誌では紹介しています。

 

 

 

今年は二輪車部門と自動車部門が独立したため、純粋なファンが多かった。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

家族で楽しむモーターショー

 

原文

出典:オートバイ

 

 

レーサー

ホンダ(カブ)レーサー RC110型 50cc

巧みなデザインで構成されているRC110型

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

ホンダ(カブ)レーサー RC110型 50cc

 

公然の秘密とされていたホンダの50cc級レーサー "RC110型" が今回のショーで初めて公開され黒山の人を集めた。

最高出力9馬力(14,000毎分回転)最高速度130Km/hと聞いて、感心すると同時にこれならオレにも・・・と腕をこまねいているファンが少なからず目についたが、このエンジンは49cc単気筒で、2軸OHC機構の4バルブ式という精巧なもの、もちろん世界レース用のもので一般には市販されないがこれをベースとした50cc市販レーサーが来年春頃にはお目見得するとのことである。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

 

 

2軸OHC4バルブ式ということのほかに、このエンジンはロッカーアームレスのギア・トレーン式という特別の構造が採られている

 

原文

出典:オートバイ

 

2軸OHCという言い方が面白い!

翌年1962年にはオートバイ雑誌でもDOHCと呼んでいますよ

 

 

フレームの組み合わせは大体においてRC144型をベースにしている。

車体重量は45Kgというから馬力当り5kgとなる。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

ホンダRC162型 250cc  (GPレーサー)

ホンダRC162型 250cc  (GPレーサー)

 

完全優勝こそ逃したが、11大グランプリのうち、10レースまでを手中に収め、しかもその6レースを新記録で飾ったRC162型レーサーはさすがに偉風堂々と出品されていた。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

ホンダ RC144型(2RC) 125cc  (GPレーサー)

ホンダ RC144型(2RC) 125cc  (GPレーサー)

 

RC162型と共に今年度の世界選手権車となったRC144型レーサーは11大GPの8レースに優勝、うち5レースが新記録という立派なもの、特にファンの注目を浴びていた。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

ドリーム

ドリーム CL72型 250cc (スクランブラー)

ドリーム CL72型 250cc (スクランブラー)

 

ドリームには標準型、スポーツ型、スーパースポーツ型と各種あるが出品されたものは最近完成されたばかりのスクランブル型のみであった。今年中には発売される予定という。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

スクーター

ジュノオ M80型125cc

ジュノオ M80型125cc

 

ホンダとしては二代目のスクーター。フロアー前方に水平対向式の2気筒OHVエンジンをもち、自動クラッチの手動操作式というバタリーニ式変速装置をもつ。年内発売の予定

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

ベンリイ

ベンリイ スーパースポーツ CB92型 125cc

ベンリイ スーパースポーツ CB92型 125cc

 

OHC機構の2気筒エンジンをもつスーパースポーツ型で、特に市販モデルと変わりないが、大型なサイドバックにキャンプ用品一式を積めるようになっていた。

価格15万5千円

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

 

スポーツカブ

スポーツカブ C115型 55cc

スポーツカブ C115型 55cc

 

これもCB92型同様にオート・キャンピング用として出品されたもの。

サイドバックと後ろに積んだ寝袋を除けば、現在市販中のC115型とぜんぜん変わりない。

価格6万円

 

 

原文

出典:オートバイ

 

 

 

 

スーパーカブ

スーパーカブ C100型 50cc

スーパーカブ C100型 50cc

 

スーパーカブにも各種のモデルがあるが出品されたものは標準型のC100型、今更くどくどと説明する必要もないほどよく知られている代表的なモペットであるが、標準装備のものをベースに、各種の使用例を具体的の示していたのがとくに目をひいていた。

写真は上からハンター・カブ  レジャー・カブ  新聞配達用カブ

価格は標準型で5万5千円

 

 

原文

出典:オートバイ

 

ハンター用のカブの展示は第8回のモーターショーが最初かな?

C100型と紹介されていますが、のちに発売されるC105型にも似ていますね!

ハンター・カブの二つ星のエンジン、アリゲーターマフラー、シート形状が気になります!

楽しい!

レジャー・カブは白色シートですね!

 

 

 

当時はガンブームだったらしい

ガンブームにのってハンター用のオートバイも出現。

ガンブームとあって毎日10何発かのタマがなくなる。

 

 

原文

出典:オートバイ

 

アレまぁ

 

 

モンキー

モンキー・オートバイ  50cc

モンキー・オートバイ  50cc

 

さきごろ行われた多摩テック開きに登場したもので、鈴鹿テクニランド用の各種ある教材のひとつ。もちろん市販モデルでもなければ、研究用といった大げさのものでもない。

 

 

原文

出典:オートバイ